大沢郷地区は秋田県大仙市の西部に位置し、市内では神岡、南外、協和の各地域と、また、市外では秋田市に隣接しています。
江戸時代の初めから最上領、本多領、矢島領、亀田領、秋田領とめまぐるしく領主が変わる歴史に翻弄された地域でありました。
地形は、奥羽山脈と出羽丘陵の一角に連なっているため、大部分が山地から形成されています。
道路交通は、地区の北部を県道10号線が東西に、これに南北に通る県道315号線が連結し、この2つの県道に市道が連絡されており、広域な交通体系が整備されています。
本地区の宿集落には、多くの地域住民に利用されている湧水「雄清水・雌清水」があり、昔から枯渇することなく清冽な水が湧出し、延命の水として言い伝えられており、約12℃の湧水が毎分500リットル自噴しています。また、杉山田集落には、住宅地からほど近い月山神社敷地周辺に自然自生している市指定天然記念物「ブナの原生林 トチの木」があります。